核をめぐる科学文化

核をめぐる科学文化

こんにちは。核(放射線・核エネルギー・核兵器)をめぐる科学文化の研究をしているnamaikaです。このブログでは私が研究している、核をめぐる科学文化の一端を綴っていきます。

核をめぐる科学は複雑ですが、それをめぐる文化もまた複雑で多様なものです。それは時代や地域によっても異なるものです。人類は放射能を発見してから、核文化(atomic culture, nuclear culture)といえるものを紡いできました。私は人類が核とどのように向き合ってきたのか、この文化を描き出したいと考えています。

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(写真は広島平和記念資料館の一角。2005年11月撮影)

私のこれまでの研究について簡単に紹介します。

修士課程では日米の博物館における核のイメージを検討し、2005年度に「核とイメージ―博物館展示の考察」という題目で神戸大学大学院総合人間科学研究科に提出しました。

博士課程では戦前日本における核のイメージを検討し、2014年度に「放射能の探求から原子力の解放まで―戦前日本のポピュラーサイエンス」という題目で東京大学大学院総合文化研究科に提出しました。

修士課程と博士課程の間には、戦時期日本の核研究の遺品をめぐる『よみがえる京大サイクロトロン』というドキュメンタリー映画を制作しました。

論文や学会発表などのより詳しい業績については、Rearchmapをご参照ください。

研究してきたことはすべて論文などで発表できたわけではなく、まだ発表できていないことも多くあります。また、論文も専門誌に掲載されると読者が限られてしまいます。ブログを通して、より多くの方と核をめぐる科学文化を共有し、学んでいけたらと考えています。

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投稿日: 2015年1月11日 投稿者:

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